カモシカ2020.12.25

毘沙沢林道のカモシカ

 昨日快晴の中、林道を歩きました。行きも帰りもみかけました。(毘沙沢)


2020.12.19

マンガのようになりました

屋根の雪 マンガのような屋根の雪です。(スガワラ)
 ネコバスならぬ雪バスでーす。(和子)


2020.12.05

モズのはやにえ

モズのはやにえ ブナセンター隣の公園を散歩してたら、キレイなモズのはやにえめっけました~。虫をバラバラにすることなく、見事に刺してます。くちばしだけで器用なもんです。


モズのヒナ ちなみに昨年はうちの庭のウコギの木に巣を作って、親鳥が毎日一生懸命威嚇してました。結構人家の近くで暮らしてる鳥なんですね。(ますみ)


2020.12.02

只見川の水はなんで萌黄色してるの?

八木沢の河川工事 「只見川の水は、なんで萌黄色してるの?」と、ほががら来た人に、よぐ聞かれる。確かに春先の只見川や、滝ダムから下流の川の色は、独特の萌黄色をしてる。「それは分がんねぇなぁ」どって言ってきただ。しかし、近ごろオラなりの仮説を考えだんで、披露しでみっつぉや。
 川の水の色が萌黄色なのは、緑色凝灰岩が水に溶けだして、できたんであんめーが?(これを「緑色凝灰岩溶解新国仮説」というごどにしんずや)。
 只見川流域は、なだれによる雪食地形で、山肌が削らっちぇ、その残渣が川さ流れ込む。この山こそ「グリーンタフ」どってよばれる緑色凝灰岩でできている。山ばっかでなく、河川敷一帯もぜーんぶ緑色凝灰岩。これが川の水に溶け出して、あの独特の萌黄色になったんであんめーがと思ってる。
こう考えたのは、伊南川の河川工事を見っちぁら、重機が緑色凝灰岩を削ってだっけ。その削りカスが川に流れ込んで濁った色を見て、「これだ!」っと思った訳だ。この色こそ、あの只見川独特の色だんねーだろが? あくまで、推測だどもな。
 検証すんには、只見川の水を採取して、鉱物の含有量を調べて、他のふつうの川の水と成分量を比べてみれば分がっと思う。参考に、いま、只見川の八木沢対岸でやってる護岸掘削工事の状況を見っけやれ。まるごと緑色凝灰岩を削っていっぺや。この色、只見川のあの色ど似でっと思いやんねぇがい?(イサム)


2020.11.20

家の外壁をぶち抜いた強者!

壁をぶち抜いたヤマドリ 「おらいの家の壁さ、なにかぶつかって、天井裏さ、死んでいる。でっけぇ鳥のようだ。なんとか見てもらわんにぇだろーが?」夜の7時過ぎ、熊倉の某家から電話があった。
「はぁ、夜になったがら、あした、明るくなって、行ぐべやい」どって、言ったら、「いや、今来てほしいだ」どって、深刻な様子。まだ、晩酌をはじめてなかったんで、そんじぇはどって、現場さ、急行してきたぞや。
正体不明の鳥は、玄関の天井裏さ、死んでいるという。その家のばあさまと嫁さまは、気持ち悪がっていだっけ。じいさまと息子もいだっけども、どっちもおそるおそるの様子。どうやらこの鳥の処理に困って、誰かいねーが?っちゅうごどになって、そしたら、鳥馬鹿なあなが、只見にいだなーっちゅうごどになって、おらが呼ばっちゃんだべな。鳥の困りごと相談員っちゅう立場がな。光栄なことだべな。
 さっそく、脚立を立ててもらって天井をのぞいだ。そしたら、でっけぇ鳥がドサッとまるまってだっけ。奥すぎて手が届かなかったので、熊手を持ってきてもらって、ようやく下ろしただ。
 それが、これ。たいしたでっかいヤマドリのオスだわな。帰って測ったら、1.3キロもあっけ。これが、なんと、家の外壁を突き破って、天井裏でお陀仏になったっちゅうわげだ。たいしたたまげたごど、あったもんだ。
 穴の開いた壁を見たいといったら、はぁ、くえっちまったっちゅう。厚さ1.5センチの板をみごとに貫通! なんて、こったい! 1.3キロの肉団子を投げて、こだ穴を開けられっどっかな? と超感心。いってぇ、このヤマドリになにが起こったのか? クマタカなんぞに追いかけらっちぇ、弾丸みでぇに壁さ、ぶつかっちまったんであんめーが? とにかく、こんじぇ家主は、安心して寝らっちゃべな。(イサム)


2020.11.13

えっへっへ、マミチャジナイ

マミチャジナイ いま、手元にあんぞや。どーだ(自慢)。 町内某所の窓ガラスさ、バードストライク。ご一報くれた方に感謝! 春と秋に通過するだけの季節限定の旅鳥。んだから、その気にならないと、まず、出会うことはない鳥だぞや。というわけで狂気乱舞。たいした特徴はない鳥だども、名前は面白っしぇーぞな。
ツグミ このマミチャジナイは、ツグミの仲間。そしてこっちは、ほんとのツグミ。マミチャジナイを拾った日、車で走ってたら、道路さ落ぢっちゃ。車さ、ぶつかったんだべな。天からの恵み2件目。(イサム)


オオハクチョウ2020.11.05

1羽のオオハクチョウ

 1羽のオオハクチョウが上福井の田んぼに居すわってんぞや。国道に沿って走る山側の農免道路から注意してみっと、見っけられんぞや。田んぼさ首突っ込んでエサ食ってっし、元気よく飛んでっから体調悪りいわけではなさそうだ。迷い鳥だべな。(イサム)


モグラをくわえたノスリ2020.11.05

ノスリ、モグラを食らう

 オオハクチョウを見でだら、近くの電柱にノスリが飛んで止まっけ。電柱を渡り歩いて、地面をキョロキョロ。このノスリをずっと追っかけまくっでだら、とうとう獲物をゲットする場面に出くわした。
 背中を向けていだんで、わかりにぐいども、モグラを捕まえて2、3回振り回したがと思ったら、一気に丸呑みしっけ。そして、すんま、獲物探しに飛び去ったっけ。ハクチョウさんに授けてもらった幸運に感謝。(イサム)


大堀払いの成果2020.11.02

大堀払いの成果

 今朝は、全集落がこぞって行う大堀払いの日。春と秋の年2回やってんぞや。これをやんねぇど、堀に草がおおいかぶさったり土砂がたまったりして、田んぼさ、水こなぐなったり、大水のとぎ、水があふれでっちもー。んだがら、年寄りまで入っちぇ、スコップ、ジョリン、カマ、ナタをもって大勢でやんなんねえ。
 堀払いすっとぎは、堰を止めて水をこなくする。そうしっと、水路さいだ魚がいる場所がなぐなって、水路が交差する桝ん中の水溜まりさ集まる。これをねらって、朝早ぐがら、網もって歩きまわる好き者がいんだで。
 きょうは、サクラマス化したヤマメのオス1匹、イワナ10匹、ウグイ2匹も獲っちゃ。ヤマメは40センチ、イワナは28センチくれえがな。こだ魚が、たった数百メートルの堀さ住んでんだがら、なかなか堀の生態系も豊かなもんだ。(イサム)


グレーチングの下にアナグマ2020.10.23

ずんぐりむっくりなあいつ

 最近、毎日のようにアナグマが家のまわりにやって来ているようです。どうやら栗林でなにかを食べているようすで、帰宅すると側溝のグレーチングの下に潜り込んで行きます。こちらが手を出せないのを分かっているのか、あまり逃げないので、つい眺めてしまいます。(朗)


消えた中島2020.10.15

さようなら中島

 只見川にあった通称「中島」(只見字新町)。あっという間になくなってしまいました。広い緑色凝灰岩の上にはカラスとサギがたくさん。小さい頃から遊んでいたのに、なんともあっけない。
 散歩していたら足跡が数種類。タヌキともう只見でも珍しくないイノシシ。新町の方はまだそれほどでもないのですが、一体どこに住んでいるのか……。20年以上前に柴倉山で痩せたイノシシを見たと聞いた時は誰も信じなかったのですが、その頃から少しずついたのですね。中島が平らになり、動物たちにとっては柴倉山方面からのアクセスがしやすくなっちゃったり?(ますみ)


クロツグミ2020.09.28

夏鳥と冬鳥が入れ替わる秋

 バードストライクの季節がやってきたぞやい。これは、只見湖が展望できる歳時記念館の窓ガラスにぶつかったあんだ。どこもそじてねーきれーな成鳥。せっかく南の国さ、帰っぺっちゅうどきに、気の毒なごどしたもんだ。さで、この鳥はなんという鳥でしょう?(イサム)
 *答えはクロツグミ 


クルミの木2020.09.24

クルミが枯れてる!?

 町内のクルミの木、何本も不自然に枯れてるのを見ます。実はついているのに葉が全部茶色く落ちて丸裸。隣の南会津町でも枯れてるという話を聞きました。落ちてる葉っぱは虫に食われてるようなんですが、蛾でしょうか? ネットで見るとクルミにも感染症があるなんて情報も出ています。ホオノキも枯れてるようなのが多いと思うのですが、なんなんでしょう?(ますみ)
 館ノ川の我が家の近くのクルミの木も葉が透け透けになって枯れ落ちましたが、今は、新芽を伸ばして時ならぬ新緑です。たぶん、蛾ですね。初夏にクルミの木にアメリカシロヒトリの巣のように葉が寄せ集められていました。葉が透け透けなのも幼虫に食べられたからでしょう。丸裸になった頃に路上を見慣れないイモ虫が歩いていたので、きっと、あやつだと思うのですが、同定はできませんでした。(ゆたじー)


アメリカジガバチの巣2020.09.22

アメリカジガバチのでっけぇ巣!

 「ただみの森キャンプ場」で見っけだアメリカジガバチの巣。虫嫌いのオラだども、狩蜂には興味がある。これだけ穴っぽのある巣はあんまりねぇ。羽化したあどだがら、削り取って巣を分解してみだだ。細長い巣には、サナギの抜け殻があって、その奥にはクモの死体がうじゃうじゃ。これは親蜂がクモさ麻酔をして運び込み、孵化した幼虫のエサとして置いでおいたあなだ。それにしても、大したクモの数だな。きびわりぃども、狩蜂どか寄生蜂の世界は奥が深くて興味深けぇな。(イサム)


スミレの閉鎖花の種子2020.09.15

スミレの閉鎖花の種子

 スミレは春の花だど思っでる、しなた。実は春に咲くきれいな花は開放花どっちゅう。この花にはいっちょめーの種子はなんねーだで。そのあとに咲ぐ花弁もなんにもねー閉鎖花とよばれる花に、写真のような種子ができる。
これは乾燥してくっと、種子をはじき飛ばすようにできてる。飛ばさっちぁ種子は、アリさんにひろってもらってべつの場所さ運ばれんだど。可憐そうに見えて、なかなかしたたかな花だべな。(イサム)


国道上のヨタカ2020.09.01

ヨタカでねーの

 夕方、只見湖岸を走る国道上に黒っぽい鳥が動けないでいるとの通報あり。現場さ行ってみっと、パトカーが警告灯をつけて止まっていで、警官が黒い物体を見守っている状態。ちっと、ドキッ! どうやら通報者の車が止まっているところさ、パトロール中の警察官が遭遇したみてえだっけ。
 モノはヨタカの成鳥。右の翼が完全に折れでだずや。車さぶつかったんだべな。持参した段ボール箱に入れて持ち帰ってきたずや。ヨタカっちゅう鳥はホントよく車さぶつかる鳥だな。

ヨタカの大口 交通事故に遭ったヨタカは、翌日、ブナセンターの職員が来て持っていったずや。最後のお別れど思って、段ボールのふたを開げだら、たいした大口を開けて威嚇する。口を開くと、頭が半分に割れたよーだ。元気いいな。これを見たら、ヘビもたまげてひるむべな。今頃、鳥獣保護センターで手当てしてもらって休んでっぺや。(イサム)


スモモの木2020.08.25

犯人は何者

 10日ぶりに毘沙沢に戻ってみると、スモモの木の枝が散乱。たくさん実を付けていたスモモの実は1つたりとも見当たらない。多くの枝が何者かによってへし折られている。木の幹には、よく見ると鋭い爪痕らしきものが数か所。しかし証拠となりそうなものは残されていない。果たして犯人は?(毘沙沢)
 これはこれは、熊のしわざだべな。それもでっけえな。爪痕も枝折れも、いっちょめーの大熊だ。熊にとって、夏のいまが、1年でもっとも食べ物がない季節。意外がもしんにぇーが、春と秋が熊にとってはごちそうの時期だあ。食うものがねえ冬は冬眠しっから、さすけねえ。食糧難の夏は、食えるものなら、なんでも手ー、だすべーな。はあ、熊はこの木は覚えっちまったべがら、来年も来っかもしんにぇーな。対策としては、食糧を断つこと。もったいねえども、この木は切ったほうが安全だど思うずや。(イサム)


ハコネサンショウウオの幼生2020.08.24

サンショウウオ

 沢に釣りに行ってきました。アブが少なくなったし沢歩きは気持ちいいです。イワナはなに食べてるかと石をひっくり返してるとちっちゃいサンショウウオ。こんな所にいたらイワナに食べられないかと心配になりましたが、案外すばしっこい。写真におさめるのに苦労しました。タダミハコネサンショウウオなんでしょうか。(こずえ)
 *ハコネサンショウウオの幼生です。 


ワスレグサと高灯籠2020.08.12

ワスレグサと高灯籠

 その家の住人が亡くなると、3年間は新盆になる。新盆の家では高灯籠を立てるのが只見の習わし。新しい霊がわーが帰る家をわかるようにするためだぁ。若い杉を山から切りだし、先端の葉を残して皮を剥いで、横にはススキをたばねて十文字にして提灯をかかげる。道を走っていると、けっこう高灯籠が目に付く。それだけ3年のうちに家人が死んだ家が多いということだべな。
 きょう面白っしぇと思ったのは、オライのすんま近くにある高灯籠。その下さ、ワスレグサの花が咲いていだ。
ワスレグサは墓場さ生える花。春先、葉っぱを出したあとは枯れっちもう。そして忘れたころ、花茎をニョキっと伸ばしてきれいな花を咲かす。墓場にワスレグサが多いのは、死んだ人を忘れるためだど思う。それが、たまたま高灯籠とワスレグサがセットになってあった。こだとり合わせのいいシチュエーションはめったにねえ。いちばん只見らしい盆の風景だべや。ちなみにワスレグサは只見の方言名で、正しくはナツズイセンどっちゅう。(イサム)


ヤマナメクジ2020.07.22

ヤマナメクジの濃厚接触

 滝神社の境内、杉の切り株の上で、ヤマナメクジ同士が濃厚接触しでいだ。濃厚アツアツの交尾っちゅうだべな。こいつらは雌雄同体で、お互いの生殖器をからませて、精子を交換しでるっちゅうごんだ。がっぷり組んで楽しんでっとごを、しつこく撮影さっちゃもんだがら、そこそこに離れっちまった。せっかぐいい思いしでっとご、申し訳ながったな。(イサム)


シナノキの実2020.07.18

シナノキの実

 ことしはシナノキとオオバボダイジュの花がよく咲いだ。こだ、一斉に花をつける年は滅多にねえ。そんじぇ、今年こそ花の写真を撮っぺど思っでチャンスを待ってだんだが、毎日の雨でのびのびになっで、きょう、行ってみだら、ねっかはー、花が終わって実になっでだっけ。(イサム)


2020.07.10

マツタケが絶滅危惧種!?

 けさの新聞で、マツタケが絶滅危惧種になったどって出っちゃ。IUCN(国際自然連合)の「危急種」に入ってだっけ。「絶滅する」から3番目のランク。日本では、準絶滅危惧種扱いになっでる。日本のほうが絶滅のランクが高えな。しかし、只見版の絶滅危惧種リストをつくるとしたら、マツタケは入んねーべな。いまでも、ふつうに採れっから。
 ニホンウナギどか、クロマグロどがは、人間が乱獲しで、食いすぎで、絶滅しそうになってんだが、マツタケの場合はそうではあんめーな。マツタケが絶滅種になったのは、松林が衰退したのが原因だど思う。いま、日本じゅうの松林がなくなってきているがんだ。この弱った松に、松くい虫が入っていっそう衰退に拍車をかげでいるんだで。結局、松林が減ったんで、松の根の寄生菌であるマツタケが減ってきたっちゅうわげた。
 んじゃども、マツタケが絶滅しっちもーごどはねーべな。それは、只見みでえに、健康な松が生えでっどごは、松の抵抗力が強くて、松くい虫も入ってこらんにぇー。んだがら、衰退しっちもーごどもねー。只見なら、マツタケも絶滅のリスクにさらされるごどなく、生き残るごどができっぺな。(イサム)


ど根性イワガラミ2020.07.01

ど根性イワガラミ

 これは、国道252号六十里越雪わり街道の斜面。なんと、コンクリートで固めらっちゃ斜面さ、イワガラミが生えてんでねーの。セイヨウタンポポみでぇな帰化植物ならある話だども、イワガラミっちゅうのは珍しいでねーの。なので、ど根性イワガラミだべな。(イサム)


ギンモンスズメモドキ2020.06.23

美しい蛾

 暑っちゃぐなってくっど、網戸さ、いろいろな虫がついでいで、楽しみだぁ。今朝はコレ。銀白色に輝く斑が翅にあって、たいしたきれいだー。(イサム)

 ギンモンスズメモドキでしょうか。翅をたたんでいると胴体がないように見えますね。翅だけ? 本体は食べられたのか? と、見た瞬間、思いました。虫が嫌いな人はともかく、これからの季節は光に誘われて、様々な虫が飛来するようになって楽しいですよね。(大友)

 なるほど、「銀紋雀もどき」っていうあながい。オラは、蛾に反射板がついていっかど思ったずや。「反射板雀もどき」っていいたいほど、この銀色の紋がよく目立っていて、これではカモフラージュにならないのではないかと心配しっちもーづや。(イサム)


シマヘビの子2020.06.16

おらいの庭のお友だち

 おらいの裏庭にあるゲッケイジュの木さ、こだ、めげえヘビがいんずや。40センチくれえのシマヘビの子めらだあ。葉っぱと枝でジャングルのようになったなかで、じっとしていで、虫を食いにやってきたアマガエルやシュレーゲルアオガエルなんぞを待ち伏せしてんだべな。(イサム)


ヘビを飲み込むタカ2020.06.11

ヘビを飲み込むタカ

 只見町内を車で走っでると、タカがたくさん見られんな。なかでも、サシバとノスリが多い。いま頃だど、田んぼわきの国道の電柱や電線に止まっでるサシバをよぐ見がける。きょうも電線に止まったサシバを発見。ほかの用事はキャンセルしで、さっそく撮影開始。
 キョロキョロしながら獲物を見っけっと、畔に降り立っていだっけ。そしだら、こんだはヘビを食わめえできで、電線に止まった。赤いヘビで、模様からシマヘビの子めらだべな。30センチ以上はあっぺな。からみついて抵抗するヘビの頭をくちばしで何回もつついて弱らせたど思ったら、一気に頭がら呑みごんちまった。太てえウドンを素呑みするみでぇだった。これは虫やカエルと違って、栄養満点に違えねえ。肉のかたまりだかんな。腹いっぺぇになったど見えて、しばらくは電柱の上で休んでたな。その下を、お昼どきの車がひっきりなしに通過すんだども、気に留めるドライバーはいねえな。(イサム)


ハナグモ2020.06.08

美しい花にはご用心

 いま、オトメユリが満開。山のあっちこっちさ、ピンク色の可憐な花が咲いでる。だども、この花の多くには、ハナグモが陣取っでる。それも、いろいろな種類のハナグモがいる。若い花、とくにめしべがつゆでつやつやしているあなには必ずといっていいほどいんな。このクモは、きれいな色をしてんがなが多い。そしてきれいな花さ隠っちぇ、蜜どか花粉どかを集めにやって来る虫たちを待ち構えでんだで。とうぜん、役目が終わったおしべやめしべのある花にこのクモはいねえ。若々しいあなにつらっちぇうっかり近づくと、命取りになっつおや。美しい花にはご用心。

ハナグモ オトメユリっちゅうは、ヒメサユリのごんだぁ。日本では準絶滅危惧種、世界では絶滅危惧種になってる。只見町はヒメサユリの世界一の自生地になってんだで。これは、自慢。(イサム)


ムカシヤンマ2020.06.05

ムカシヤンマ

 ブナセンターの新指導員がトンボ好きと言ってたので、そろそろかなーと、行ってみたら、いました!(ゆたじー)


亀岡の伊南川堤防2020.05.30

亀岡堤防のその後

 1年まえ、伊南川に降りるコンクリート階段設置工事の中止申し入れを行った、その後の現地の状況です。いろいろなことがありましたが、結局工事は取り止めとなり、ユビソヤナギの自生地を残すことができました。このことが、地元にとってもっとも有益なことだったといわれるようにしていくのが、わたしたちの使命です。(イサム)


チャコウラナメクジ2020.05.19

昨日見つけたナメクジ

 甲羅がある! マダラコウラナメクジか! と思ったら、チャコウラナメクジという、これまた外来種でした。戦後に移入された外来種であるものの、今では全国で普通に生息してるそうです。ちなみに在来種はフタスジナメクジという甲羅がなくて柔らかそうなやつ。これも植木鉢の下等によくいます。ナメクジの世界も奥が深く、ネット情報なので間違ってたらどなたか教えてください。これからは梅雨ですが、マダラコウラナメクジの生息がどうなるのか要チェックですね。(ますみ)


ウワミズザクラ2020.05.18

只見の今

 今朝聞こえたセミは、ケレケレケレと鳴いていました。エゾハルゼミかな。もうひとつのセミの鳴き声も聞こえたかも。ウワミズザクラも咲きました。甲虫や、ハチの仲間が集まっています。(スガワラ)


オオミズアオ2020.05.13

はあ、オオミズアオ!

 けさ、オライの駐車場さ、オオミズアオがいだっけ。でてくんのには、ちっと、早すぎんであんめーが。(イサム)


バードストライク?メジロ2020.04.27

バードストライク? 報告

 鳥が落ちているのを発見しました。それも2羽いっぺんに。きれいなメジロで、とくに外傷や血のあとも見当たらず、窓も離れたところにしかないので、正確にはバードストライクではないのでしょうが……。そんなことで、何があったのやらと首をひねりながら拾って帰りました。(朗)


シロハラ2020.04.25

バードストライク注意報

 まだ、鳥が、窓にぶつかる季節がきたな。今朝っぱら、おらいの窓さ、ドツン!って、ばがづねえ音がして、なにかがぶつかっただ。外さ、出てみだら、たいしたきれいなシロハラちゃん! 息もたえだえだったども、箱さ、入っちぇおいだら、ご臨終になってだっけ。
 これがら、大陸さ、渡って、彼女(彼?)こしらえて、子めらつくって、子孫繁栄しんなんねぇのに、もったいねぇごど、したもんだ。(イサム)


コシノカンアオイ2020.04.22

コシノカンアオイ

 カンアオイのなかでも「コシノカンアオイ」っちゅうあなの花は、ばかずねーな。ギフチョウの食草で有名だども、ねっか見かけなくなっちまった。ギフチョウの卵ごど採っていぐあながいっからな。準絶越危惧種になっちもーわげだ。(イサム)


トウゴクサイシン2020.04.22

トウゴクサイシン

 只見に咲いでんのは、「ウスバサイシン」ど思っていたんだが、いまでは「トウゴクサイシン」ちゅう名前に代わってしまっているよーだ。ネット情報によっど、2007年にウスバサイシンが細かく分類さっちぇ、只見さあんのは、トウゴクサイシンっちゅう新種どして登録さっちゃじゅう。ねっか、はー、時代が進むのは早ぇなー。
 ちなみにこの最新分類がでてんのは、平凡社の『日本の野生植物』(2015)しかねぇよーだ。(イサム)


舘ノ川のカタクリ2020.04.17

カタクリ満開

 暗いニュースばかりなので、只見の春をお届けします。(和子)


シュンラン2020.04.15

シュンラン

 連日のコロナ騒動で気が滅入るな。そんじぇ、きょうは気晴らしに山に行ってきた。そしたら、ひさびさにシュンランに出くわした。オラが若えときは、どこにでもありありしたが、今では、はぁ、めっきり見かけなくなっちまった。採りすぎだべな。(イサム)


フクジュソウとサンショウウオの卵2020.04.04

フクジュソウ

 去年学ぶ会の観察会で教えていただいた黒谷のフクジュソウを見てきました。去年4月8日に見た時より育っていたので開花が1週間くらい早いようです。サンショウウオの卵が30個もありました。(こずえ)


ユビソヤナギ テレビ取材2020.04.01

ユビソヤナギ テレビ取材

 「只見のユビソヤナギを取材したい」というオファーがありました。KFB福島放送が夕方から放送する「ふくしまチャンネル」のディレクターからです。きょうはユビソヤナギの花の撮影をしていきました。
ただのヤナギの木と軽んじられてきましたが、これは只見の自然を象徴する木です。これから、まっとまっとユビソヤナギを宣伝すっぞー!(イサム)


オクチョウジザクラ開花2020.03.31

オクチョウジザクラ開花

 なんとオクチョウジザクラです。去年より3週間早いです!!(明)


カタクリ2020.03.13

カタクリ

 長浜柄沢で、本日発見しました。明日は雪のようですから、咲くのは来週かな。
追伸 3/30 カタクリ数個が開花していました。先日のつぼみとは違う個体です。周りには沢山のつぼみが見られます。(スガワラ)


この鳥はなんだろ?2020.03.03

この鳥は?

 この鳥はなんだろ?(夢街道)
すんばらしい!クマタカの成鳥。雌だべな。オラ、これがら、すんま行ぐ!(イサム)


2月のフキノトウ2020.02.28

2月のフキノトウ

 昨日、妹がフキノトウ採ってきたのですが、「なんか茎がかたい」とのこと。例年片手でポキッと採れるところ、今年のはなかなか折れずに苦労したそうです。包丁で切ってもやはり茎はかたいそうで。2月のフキノトウ自体初めてなのですが、浅雪の影響でしょうか?
味は普通でしたが、これからの山菜シーズンも要観察ですね~。何か違いが出てくるのかも。(ますみ)


只見駅前キャンドルナイト2020.02.15

キャンドルナイト

 只見駅前でキャンドルナイトをしています。雪まつりの雪像が壊されてしまう前に最後にもうひと輝き。(こずえ)


雪まつり会場2020.02.07

雪まつり、できっつぉや!

 きんなとおどで、救いの雪が降ったんで、グラウンドもなんとか、雪でおおわっちゃぞや。あどは、気温が上がんねぇごどを祈るのみ。(イサム)


足跡2020.02.12

フィールドサイン探検隊

 今朝は寒がったな。こだ日の朝は、野生動物が騒いだ跡が見られんだで。これは、おらいの家の裏っ手にあった動物のフィールドサイン。
 右上から左下についでる2本の足跡は、ノウサギのあんだ。右側のあなは、奥がら手前に走った跡。そのとなりのあなは、手前がら奥に走った跡。要は、同じところを行ったり来たりしだあんだ。上がら右下にカーブしでる足跡は、キツネ。どうやら、ノウサギを追っていたらしい。だども、ノウサギもキツネも、足跡は並足なので、どっても追いつ追われつっちゅう雰囲気ではねーな。ノウサギが歩いた後を、キツネが確認しながら歩いだんであんめーが?

 キツネの足跡を追っかけで見っけだ巣穴。1匹だけのよーだ。(イサム)


真っ黒な雪まつり会場2020.02.04

ありえない風景

 雪まつりまであと3日。雪がない……。ようやく集めてつくった雪像も天気がよくて溶けっちまいそうだぁ。出店エリアも会場もまったく雪がなく土がむきだしていんずや。えれぇ、こっちゃー。 (イサム)


〆縄より2020.01.26

〆縄より

 おらのいる新町地区の恒例行事「〆縄より」が、新町集会所であっだぞや。滝神社、三石神社、水神様、山ノ神様にかける〆縄を5本よんなんねーだで。
 むかしは「すわより」どって言ってだで。「すわ」っちゅうは、只見川に渡しの舟があって、その舟をつなぐ綱のごどだじゅう。その「すわより」がなくなってしまって、〆縄よりになっても、すわよりどって、古い人は呼んでる。これもおらほの伝統的な行事だな。(イサム)


真冬に虹2020.01.24

真冬に虹!?

 黒沢のクマさんがいさ、寄っぺとしたら、柴倉山方面に、ばーがでっけぇ虹がでただぁ。寒の入さ入って、いっつもなら、大雪の時期だぁ。厳寒の時期に虹! しっかし、これって、異常気象の前兆であんめーが?(イサム)


セイタカオオウバユリ2020.01.17

セイタカオオウバユリ

 いつでしたか、背の高いオオウバユリの写真を拝見しました。高さ190㎝とあり、ううう…スゴイと思いました。その後、これに勝るものを探していましたが、毘沙沢林道で250㎝を見つけました。ストック1本が125㎝×2本=250㎝の高さでした。(毘沙沢)


雪がない2020.01.11

雪がない!

 ただいま、積雪0センチ。昼の気温10度。こだ冬ってあったっけ? 雪降んねーで、雨しか降んねー。これって異常気象であんめーが。今年も思いやられる……。(イサム)


ワシミミズク2020.01.10

その後のワシミミズク

 きょうも、大栄建設の砂置き場の上さ、でっけえフクロウがいるどって電話があったぞや。現場さ急行して見てきた。スキー場から、こごらあだりを巡回しでんでねーがな。みんなも気ーつけで見でみっけやれ。(イサム)


ワシミミズク2020.01.05

でっけえフクロウ!

 只見スキー場から、「リフトの上さ、でっけえフクロウが止まってる」どって連絡あり。新年早々、吉報ど思って直行! しかし、なーんと、ワシミミズク。「なんでこれが只見に?」どっておもうがもしんにぇが、おととしの正月にも只見町商工会の側溝さ、溺死したワシミミスクが採れたごどあったっけ。これは、町うちの誰かが飼っていで、逃げたあなだべな。脚には足環と紐がくっついていだっけ。近づいても逃げねえがんで、いい写真は撮っちゃずや。んだども、自然首都・ただみにはいらねえ鳥だべな。

イタチがぴょこぴょこ ワシミミズクを撮影しでたら、すぐ上の斜面がら、イタチがぴょこぴょこ、ラッセルしで降りて来るでねーの。おー、これはグッドタイミングど思って、写真撮っでだら、ワシミミズクがすかさず襲っだっけ。結局、失敗したんだが、ワシミミズクはあきらめきれなくで、ずっと周辺の雪をのけたりしで、うろうろしでたっけ。こだ外国から輸入した籠抜け鳥に捕まるような国産動物はいねえどは思うども、意外な場面にでくわしたな。(イサム)