2011.10.25
夜行性ヘビ
10時半頃、飲み会の帰りに、只見川沿いの輸送道路でジムグリに出合ったづや。まん丸と太ったりっぱな体。ただ、気性は荒かったな。ふだんはおとなしいヘビだども、今夜はご機嫌ななめ? 冬眠を前に、気ぃもんでいたがもしんにぇな。(イサム)
2011.10.03
へんないきもの
粘菌こと変形菌がおらいで見っかたぞや。サッシのそうじをしでたら、バフッとこげ茶色のけむりがあがったぞや。アレッてのぞいで見だら、変形菌の子実体でねぇの。動物学者はアメーバのように動きまわるので原生動物、植物学者はキノコのように胞子をつくるので菌類としたそうだげども、いまはどっちつかずということでプロチスタ界というのに分類されでいるそうだ。面倒くせぇのは別にして、となりのトトロにでてくるススホコリは、変形菌ではあんめぇか。(イサム)
2011.09.27
へんないきもの
驚愕のへんないきもの! 超ちっちぇカワツムリだぞや。9月24日の冬虫夏草観察会で、稲葉さんが目っけたぞや。大きさ1.5ミリ。ホオノキの葉っぱの裏にいたずや。まっとちっちぇ1ミリぐれぇの別種のカタツムリもいだずや。どっちも、これでいっちょめぇーの大人。老眼だったら、まったくわがんねーぐれぇだ。落ち葉を分解してくれる生き物だべども、生物多様性を実感したぞや、ホント。(イサム)
2011.09.15
オオルリちゃん、がんばれ
只見高校前の側溝に青い鳥が落ちていると、Tさんから連絡があって見に行ってきました。今年、巣だったばかりのオオルリのオスの幼鳥でした。只見で生まれてたった3、4か月で、東南アジアまで数千キロの旅をするのです。えらいなぁ。無事を祈ります。(イサム)
東南アジアまで旅するのですか? 数年前にインドネシアのバリ島に1か月ほど滞在したとき(4月)、泊まっていた宿の目の前の田んぼに毎朝美しい青い鳥が飛んできていて、その鳥を眺めながら朝ごはんを食べていたのですが、もしかしたらそれはオオルリだったのかもしれませんね。(マイ)
2011.09.12
十五夜だぞや
今夜は十五夜だぞや。いま、ばっかきれいなお月さまがでてつぉや。おらいでは、15品の作物を箕に入れて拝がんだずや。今年はあんまいろいろなごどあったがら、これがらはちっといいごどあればいいな。(イサム)
2011.08.31
カブトムシの残骸?
今夜、黒沢橋の歩道にカブトムシの頭がころがっていたぞや。街頭の真下に落ちてで、新しかったずや。はて、これは誰のしわざだと思いやるや?
カブトムシ食っだのは、フクロウだべな。街頭の下に落ちてで、新鮮だったから、おそらくフクロウが街頭か欄干に止まっていで、カブトムシや蛾が飛んでくるのを待ち構えていて、襲って食っだに違ぇねぇ。カラスもカブトムシを食うども、こっちは昼間だがんな。角がある堅い頭だけ残して、胴体を食うのはどっちも同じだぁ。タンパク、カルシウム豊富でうめぇだべな。(イサム)
2011.08.01
大洪水(新潟・福島豪雨災害)
この間の雨はスーパー豪雨だったずや。只見川の水がこだに増えたのははじめてだずや。堤防なんて役にもただなかったずや。空からみだら、ごった濁りの湖のようだったべな。安全安心、自然がいっぱいが自慢だったども、自然の前での非力を実感したずや。人知の限界だな。地球を痛めつけてきたツケがまわってきた気がすんずや。右肩上がりの成長はいつかは破綻すっと思う。モノはなくても、自然と人がおだやかに暮らしていた心豊かな時代を取りもどすしかないと思ってっつぉや。(イサム)
2011.07.10
へんないきもの
へんないきものは、やっぱこれ。蛾はホントにいろいろなものがいで、おもっしぇーずや。今朝、洗面台の横に止まっていたずや。蓑を着たような姿。ボサボサの頭。名前はわかんねーども虫の形の多様性には脱帽すっつぉや。尻尾のほうには、小さい卵が5粒ぐれぇ産みつけてあったぞや。外に出られなくて間に合わながったんねぇがな。(イサム)
2011.07.09
今年もブロッケン出ました
只見も毎日30度を超す暑っちぇー日が続いでっつぉや。今朝は、朝からカンカン照りだったもんで、はぁ出でっかなと思って只見川の常盤橋まで行ってきやぞや。そーしたら、ばっちりとブロッケンが出てだぞや。んじぇも、見でいるのはオラばっかり。忙しく走る車ばっかで、だーれも気にもしねーし、見もしねー。この不思議さと面白さ、わがんねーがな。(イサム)
2011.06.21
子育て
けさ、麹屋の姉さまから、「ゆんめって(家の前)のカエデの木に、鳥の巣がかがってっから見でけろ」どって言わっちゃがら行ってみだら、キジバトの巣だったぞや。もうちっとで巣だちしそうなめんげぇヒナ2羽が緊張していだぞや。玄関先の手の届ぐぐれぇの近さに巣ー作っでいだども、これもカラスとヘビに食われねぇための対策だべな。畑にまいた種を食ったりしで悪さする鳥だども、めごさに免じて手−ださねぇように頼んできたずや。(イサム)
2011.05.30
ミツガシワ
一昨日、黒沢のKさんちの田植えを手伝ったら、近くの民家の池の周りにミツガシワが咲いているのを見つけました。今が満開で見頃です。植栽でしょうね。只見地区でも咲いてました。(ゆたぽん)
2011.05.28
教えてください
飼い猫「大吉」が昨日捕まえてきました綺麗な色をしたヘビです。ちょっと調べましたがわかりませんでした。夢街道
これはシマヘビの子めらだずや。赤げぇヘビだがんで、珍しがっとも、けっこうどごでもいんずや。只見では、スネドーシどってゆう。山で寝でっと、ゲス穴っぽがら潜りごんで、腹ん中食い破るっていわっちぇっつぉや。ジムグリの子めらも、赤ぐて似でっとも、黒い模様はなくて、まっときれいだずや。(イサム)
2011.05.27
只見の美人林
「只見の美人林」発見。昨日、木ノ根沢を訪れた帰り道で、工事中の国道に沿うように細いブナが立ち並んでいるのが目に入りました。時間があるので立ち寄ってみると、そこに都合よく石の階段があり、難なくブナ林に下りることができました。ブナ林に入ると若いブナが回廊を作っているかのように、美しく立ち並んでいます。
見事なブナの二次林でした。ここはかつての八十里越の道のようで、ここは里に近いので薪炭用に利用されていたのでしょう。数多くの二次林を見てきましたが、この二次林は美しさではトップクラスのブナ林でしょう。こんなブナ林がありながら、誰も気にする人がいないというのも只見らしいかな、と思いました。只見には玄人好みの原生林はあるが、観光バスで訪ねてくるような一般観光客が気楽に見られるブナ林はないわけですが、このブナ林なら年寄り、子供でも簡単に訪れることができるでしょう。新潟の松之山に美人林というブナの二次林があり、訪れる人があまりに多く、林床にウッドチップを敷き詰めて道が削り取られるのを防いでいるほどです。その二次林に較べても、こちらのブナ林の方がブナの密度も高く、かつ美しいブナ林です。問題はアクセスです。場所は大三本沢との分岐から木ノ根沢方面に約1キロ程度です。国道工事が休みの日(日曜日?)にバスやマイクロバスが入れれば、この問題も解決します。玄人用に沼の平、一般観光客用に美人林を案内できればブナで町おこしを目指す只見の活性化に役立つと思うのですがいかがでしょう。確認したのは昨日のみなのでシーズンを通してどういう状態かチェックが必要です。(坪田)
2011.05.06
はてな?
ある動物の一部分を拡大しました(写真左)。はて、これはなんでしょう?
正解は、コガモの足です。こうして見てみると、鳥類は爬虫類から進化したことを実感しますね。(イサム)
2011.05.02
見ごろ
オシドリが見ごろです。只見川や伊南川に用水が流れこむ場所があれば数つがい見ることができます。用水に混じって流れてくる野菜くずや残飯に餌づいているようです。写真は餌をくわえた瞬間。田植えが終わるころになると、田んぼに移りますが、その後、山に入って繁殖します。ですから、1年で今がいちばん見ごろです。(イサム)
2011.04.22
へんないきもの
あすから開催されるブナセンターのユビソヤナギ展に展示するため、ユビソヤナギ取りに行ってきました。楢戸の対岸、肘折(ひじゅうり)集落の堤防下にあるヤナギ群落に降りたら、雪のうえにカエルがへばりついているではありませんか!? 丸々と太った8センチくらいの大きさのタゴガエルのようです。雪のように冷たくなっていましたが、生きている!? しかし、なぜ雪のうえにいるのでしょう? 雪のなかで越冬した? 山から下りてきた? 土手から出てきて雪のうえに上った? だれか教えてください。(イサム)
2011.04.06
入叶津のカモちゃん
今日も快晴。雪多し、されど震災の被害はなし。だけど、雪害は多かったこの冬でした。軒先が折れた家が何軒もありました。ちなみに、入叶津ではまだ地面が見えていません。入叶津のカモちゃんです。(夢街道)
2011.03.26
ヤマセミ
春の大雪となりました今日の朝、叶津地域で見かけましたヤマセミです。
お彼岸が過ぎたのに「春遠からじ」にはならないですね。(夢街道)
2011.03.25
只見川にヤクザ出現
只見川と伊南川が合流する中洲に、ヤクザ出現! 眉をつり上げ、後髪をなびかせ、眼付きのきついアオサギです。全部で18羽。きょうは、エサも捕らずに、1日じゅう川上をにらんで陣取っていました。30年前くらい前はいなかったのに、なぜ急に増えた?(イサム)
2011.03.22
教えてください
毎日、地震と原発のニュースが続きますが「東北・頑張れ!!」の言葉を聞くとありがたいです。只見町は被害もなく、申し訳ないような日々を送っております。被災者の方に只見町で用意しました避難所にも数多くの方々が来て下さっています。一日でも早く復興が進みますよう祈らずにはいられません。
こんな時にとは思ったのですが、クサムシを食べに来た鳥の名前を教えてください。(夢街道)
クサムシを食わえでるのは、ジョウビタキのオスだぞや。ほんとは冬鳥だども、只見では雪が深けぇがら、秋と春に見られんずゃ。んだがら只見では旅鳥になんだべな。仮死状態でもクサムシは臭ぇべな。アカゲラ、アオゲラ、シジュウカラもクサムシ食うずや。腹減っちめぇば、なんでも食っちもうだべな。ちなみに、ジョウビタキの名前は、「尉火焼」の意味で、灰色の頭を尉(じょう=じいさま)にたとえたもんだぞや。ヒタキは、カチッカチッってくちばしをならすのを火打ち石になぞらえてつけたっていうごんじゃ。(イサム)
2011.03.13
雪 虫
テレビでは毎日地震の災害の様子を放映しています。原発で被ばくした人の数も増えてきています。被災者の方々にはお見舞い申し上げます。
只見の雪も少なくなってきています。大きな雪虫が目につきます。いよいよ「春遠からじ」のようです。(夢街道)
2011.03.07
ダイサギの下眼
ダイサギの新鮮個体をゲットしました。いつもどおり上から下まで撮影していたら、おもしろいことに気づきました。添付写真は、くちばしの下から撮ったものですが、眼が下を見られるようについています。なるほど、前方を見ているようでも、これで水面下の魚を探しているのかと感心しました。(イサム)
2011.03.06
ユビソヤナギ萌えてます
今朝、天気が良かったので、4人でXCスキーをはいて、田子倉ダム直下から小戸沢を歩いてきました。
先週は春のようだったせいでしょうか、ユビソヤナギの花穂が芽吹いていました。春です〜。沢の河畔を歩き始めたとき、川の中を必死で上流へ逃げていく大きな動物を発見!カモシカかと思ったのですが、逃げていくスマートな姿と白いおしりはニホンジカ! 雪が解けた沢の土手の中をねぐらにしていたのでしょう。なるほど、深雪に弱いニホンジカでも、川の中は雪がないので移動できるし生きていけるのですねぇ。このほか、サルが木の芽を食べた痕、ウサギの足跡など多数発見。楽しかったですよ〜。(ゆたぽん)
2011.02.22
かた雪わたり
今日で3日続けて快晴、そしてかた雪の朝です。うちでは犬が大喜び。黒沢の雪原と化した田んぼを駆け回ってます。
もちろん人間も気持ちいい。朝の散歩、明日の朝は出かけてみたらどうでしょう。(クマ)
2011.01.24
へんな雪
1月24日午前10時50分現在、只見のアメダスによる積雪は201㎝。全国第9位です。豪雪対策本部も設置され、連日の雪掘りで腕や肩が痛くなってきました。近ごろ、空家が増え、人が住まなくなったため、屋根の雪が落ちません。そのため雪が、餅というより、たぐり飴みたいに屋根から垂れさがっているのをよく目にします。写真のものは、3m以上も垂れ下っています。これが落ちるとき、軒先を折る原因となります。面白がっては失礼ですが、よくここまで伸びたねということでパチリ。(イサム)
2011.01.17
お客さん
今日、高校にツグミが入って来ました。只見は、ここ一週間のうち、雪が降らなかったのは1日だけだったので、雪のないところを探して入って来たのではないでしょうか。
昨日と先週の金曜日、土曜日は、シジュウカラが校舎の中を飛んでました。…明日は何が来てくれるかなあ。(ゆたぽん)
2011.01.17
鳥乱入!
夕方、オラいの家にもシジュウカラがへえってきたぞや。只見では「フージロ」っていうだ。フーッペタ(ほおっぺた)が白いからだべな。ホオジロなんて鳥、フーッペタなんぞ、ちっとも白ぐねぇ。ホオジロは只見では「シトド」っていうが、その名前の方がいいべど思うな。さて、このフージロ、気性荒らくで、くちばしで指かまっちぇ、えれぇ痛がったぞや。上がら下がら前がら後がら写真撮って放してやったずや。吹雪いて寒ぐなっと、いろいろな鳥が家に入ってきて面白っしぇな。(イサム)
2011.01.04
大物イノシシ出現!!
謹賀新年! 新年早々、ニュースです。楢戸沢で大物イノシシが捕獲されました。体長1.5m、体重80㎏の雄です。楢戸沢奥のカマゴエ沢付近で、足跡を追って仕留めたということです。ハンターのSさんから写真を提供していただきました。もちろん生肉もゲット。今夜、試食しましたが、野生の臭みは残るものの美味な肉でした。イノシシといえば、四肢が短くて雪国には生息できないだろうという常識が通用しなくなりました。夢街道さんのカモシカならよいのですが、イノシシはクマより凶暴で危険な動物です。こんなのに山中で出くわしたら、えらいことです。温暖化、局地的な異常気象、加えて、ヒトによる捕獲圧の低下、山野におけるヒトの活動範囲の縮小などなど、さまざまな要因があげられますが、自然環境とヒトとのバランスが大きくくずれてきた結果であることは確かです。(イサム)