2006年1月15日(日)
ガンカモ科鳥類生息調査
滝湖と只見湖で水鳥の観察とカウントをしました。
1 | オオハクチョウ | 21 |
2 | コハクチョウ | 88 |
3 | マガモ | 63 |
4 | カルガモ | 19 |
5 | コガモ | 27 |
6 | ホシハジロ | 126 |
7 | キンクロハジロ | 36 |
8 | カワアイサ | 9 |
合計 8種類 389羽 |
● ハクチョウ109羽は過去最高羽数。
1 | マガモ | 17 |
2 | ホオジロガモ | 1 |
3 | オカヨシガモ | 7 |
4 | ホシハジロ | 101 |
5 | キンクロハジロ | 16 |
合計 5種類 142羽 |
●オカヨシガモとホオジロガモはめずらしい。
●総じて今年は種類、個体数ともすくなかったようです。
●2006.1.21の情報:ヨシガモのペア2組発見! グリーンのヘルメットのような頭と飾り羽がきれいな水鳥です。珍しいカモなので見てください。
●ほかにカワアイサ13羽がいました。これも数の少ない鳥です。
2006年1月16日(月) 19:00~
「元気ふくしま」只見地区会合
朝日地区センターにて
参加者:2名
H16.11~H17.2に、伊南川沿いの町村(只見・南郷・伊南)で川に関する活動をしている団体を集めて県南会津建設事務所が、伊南川をどうしていくかについての話し合いを行いました。
今回の会合は、その結果を検証すると共にさらなる意見を事業に反映していくための会(ネットワーク)を発足させるために開催されました。
まず県建築事務所の担当者から伊南川に関する今年度事業計画と進捗状況が説明され質疑応答、さらに今年度事業として「伊南川げんき会(仮称)」が提案されました。
この会は、「伊南川を核とした地域振興のあり方を探り、実践していくことを目的」(会則案より)とし、HPを立ち上げ伊南川の様々な情報を掲載するとのこと。全員一致で会の設立が了解されました。学ぶ会も、このネットワークに加わっていきます。
2006年1月28日(土) 19:00~
例 会
民宿ふる里にて
参加者:7名
2006/2/11の「只見の自然で遊ぼう!」について
●観察グループ、食事準備グループ、山歩きグループの3班に分かれる。
●只見湖の水鳥観察の後に旅行村バーベキューハウスへ。
●準備および山歩きグループ以外の方は観察グループに参加してもらう。
コウモリフェスティバルについて
●地元講演会向けのチラシを作成する。
●その他も含めて費用は地域づくりサポート事業を申請する。申請採択は4月上旬。
●その後チラシ作成にかかる。
●コウモリの会に問い合わせ必要なことがいくつかあり、確認後次回持ち越し。
2006年2月11日(土)
只見の自然で遊ぼう!
只見の雪まつりに合わせて、今年は会員・仲間でフィールドに出て遊ぶことになりました。午前中、浅草岳山ろくの沼ノ平へスキーで出かけるパーティ。青少年旅行村では雪の中、バーベキューハウスで「スローフード居酒屋」と銘打ち、お酒につまみを持ち寄り、大勢の友人・知人も集まり盛り上がりました。
2006年3月17日(金)
例 会
19:30~朝日地区センター
参加者:8名
報告
●只見の森が「森林生態系保護地域」に
●森林の保存地区、保全地区、回廊の利用・管理に関する事項について資料配布
●町主催インストラクター養成講座について
●福島県河川審議会について
議題
●エコツーリズム協会入会について
●自然体験活動推進協議会は退会し、来年度からはエコツーリズム協会に入会することになりました。
●ガイドラインパンフの増刷について
●ユビソヤナギ調査日程と方法について
●3/18から毎週土曜はユビソ調査をしよう!
●コウモリフェスティバルの今後の予定について
コウモリの会向け講演会
【日時】8月26日(土)14:00~17:00
【会場】青少年旅行村古民家
【内容】
2:00~2:25 「只見町のコウモリ」佐藤洋司
2:25~2:35 質疑応答
2:35~3:00 「福島県の哺乳類」大槻晃太
3:00~3:10 質疑応答
3:10~3:20 休憩
3:20~5:10 トークセッション「コウモリと昆虫と森林の関係」
3:20~3:40 福井大「コウモリの食べる昆虫」
3:40~3:50 三田村敏正「会津の昆虫」
3:50~4:00 坪田和人「ブナ林と動物」
4:00~5:10 トークセッション(会場からの声や質問を取り入れて)進行:三笠暁子(コウモリの会)
地域住民向け講演会
【日時】8月27日(日)10:00~12:00
【会場】湯ら里・雪椿の間
【内容】(冒頭に只見町長の挨拶)
坪田和人「ブナ林について」
向山満「夜の生態系とコウモリについて」
2006年3月18日(土)
ユビソヤナギ調査1回目
参加者:8名
調査範囲:楢戸橋~小川橋間 82本
100本達成できるかと思ったのですが、生えている場所が危険過ぎて近寄れなかったり、微妙なものや直径4cmちょっと(来年には5cm超えそう)であともう一声!みたいなものがあったりして、届かず。
前日の嵐と夜の低温で、午前中はカタ雪でしたが、午後はグズグズ……歩きにくいわ、埋まるわで、かなり体力を消耗しましたが、参加者が多く、いろいろと発見があり、面白かったです。
2006年3月25日(土)
ユビソヤナギ調査2回目
参加者:6名
調査範囲:朝日が丘センター裏まで85本
1回目と合わせて167本。ユビソヤナギの開花が早いと聞いてたけど、場所によりオノエヤナギも開花中。まだ花芽が小さいため、苞の形がまぎらわしく迷いました。
2006年4月1日(土)
ユビソヤナギ調査3回目
参加者:1名
調査範囲:伊南川左岸、唱平~荒島橋まで40本
現在208本。特に先週は迷うものがたくさんあったので、いずれ再調査が必要です。数日ぶりの好天、数十センチ積もった雪原ではテレマークスキーが大活躍でした。
2006年4月15日(土) 19:30~21:00
例会 朝日地区センター
参加者:13名
ユビソヤナギの調査報告
コウモリフェスティバル
地元向けチラシの作成スケジュール
販売グッズの案
2006年4月15日(土)
ユビソヤナギ調査4回目
参加者:4名
調査範囲:伊南川右岸・一の坪~荒島橋~熊倉橋 31本
左岸・荒島橋~熊倉橋~杉沢林産裏 104本
合計135本に目印テープを巻きました。雌雄がわかるものにはマーク(♂♀)も記し、苞の形や樹皮に疑問があるものには銀色テープも巻いておきました。黒谷周辺と違い、樹形といい、樹皮といい、苞の形といい、安心してテープを巻けるユビソヤナギがいっぱいありました。増水で渡れない中州は、今満開です。
2006年4月22日(土)
ユビソヤナギ調査5回目
参加者:4名
調査範囲:杉沢林産から亀岡橋 右岸 101本/左岸 86本
亀岡橋から上流部落はずれ 右岸 101本/左岸 7本
舘の川裏しんじゅつぼ近辺 5本
合計300本。亀岡橋周辺はユビソヤナギの密集地帯。すばらしいと思うけど、ゴミもたくさん捨てられており、残念。ゴミ拾いまでしてたら時間もなく、横目で見ながら悲しくなりました。
2006年4月29日(土)
ユビソヤナギ調査6回目
参加者:4名
調査範囲:湯ら里周辺から山里橋までの両岸を調査
大倉の農集排周辺 149本/山里橋下左岸 6本
明和橋~山里橋間は両岸 ほとんどなし
合計155本。大倉の群落は密集していて、すごいです。
今春のユビソ調査は今回で終了することにしました。
伊南川筋の花は開きすぎて、判別が難しくなりました。
葉で確認できる頃になったら、調査再開予定です。
2006年5月7日(日)
コウモリ調査
伊南川筋にて
参加者:5名
コウモリ調査は2004年5月から続けていますが、今回初めて、私達がリングをつけたコウモリがいました。
全部で12頭いたモモジロコウモリ(写真)のうちの一頭だけですが、ナンバーから2004年5月に付けた標識と分かりました。このコウモリは2年間リングをつけて生活していたんだなぁと、なんかとっても愛おしくなりました。
2006年5月14日(日) 8:30~10:30
バードウォッチング 寄岩にて
参加者:大人17名、子ども8名
只見地区センターと共催
朝8:30只見地区センター集合
合計21種類の鳥を観察できました。主なものは、サシバ、オオルリ、イヌワシ、ホオジロなど。
2006年5月14日(日) 10:30~
春の山野草観察会 蒲生にて
参加者:8名
雪が残っていて滑りやすく、奥までは行かれませんでしたが、コシノコバイモやアズマシロカネソウなどが見られました。
2006年5月15日(月) 19:30~21:00
例会 朝日地区センターにて
参加者:10名
実施報告
コウモリ展の準備やコウモリフェスティバルの地元向けチラシの文章構成を考えました。
コウモリグッズ(クッキーやTシャツ、ステッカー、ストラップなど)は、前回より具体的に見積もりやデザインにまで突っ込んだ話ができました。
2006年6月10日(土) 18:30~
総会 民宿ふる里にて
参加者:12名
事業および会計報告、事業予定および会計予算案とも承認されました。
また、会則の中の会員および会費の項目の改正が以下のように提案されました。
●賛助会員の追加(年会費一口5000円以上。議決権なし)
●家族会員の廃止(家族会員という呼び名に違和感ありとのこと。会員すべて正会員としたいとの意見が出ました)
●賛助会員の追加は承認されました。家族会員の廃止については、会費の項目をどう記載するか、次回役員会で決定することになりました。
2006年6月11日(日) 8:30~13:30
ブナ林観察会
民宿ふる里集合~沼ノ平
参加者:15名
沼ノ平のブナ林のブナ太郎まで片道1時間位、坪田和人先生の案内で散策し、とても分かりやすく印象深いお話を伺うことができました。
ブナ林は生き物たちにとってなくてはならない仕組みを作り出しているということ
ブナの蓄える水はおいしいお米を育てていること
環境によるブナの生育の違い
谷間の白く輝く残雪の森にブナの若葉がすがすがしい。ブナの木一本は、日中、風呂の水と同じ量の水分を根から吸い上げる。光合成を行っている葉を冷やすために幹の導管から水分を木の上に送るんだそうだ。
昼食後に帰路に着き、午後1時半過ぎに解散。
2006年6月17日(土)~18日(日)
湯檜曽川観察旅行
元祖ユビソヤナギの自生地を訪ねる
参加者:8名
スケジュール
6月17日
只見発。六十里越から関越自動車道で水上へ。お昼前に湯檜曽着、昼食。午後、阿部さんと合流。
6月18日
午前中:阿部さんの案内で湯檜曽三昧。湯檜曽観察後に湯テルメ・谷川で入浴。
昼食後、只見へ。16時只見着。
群馬県みなかみ町の湯檜曽川のユビソヤナギ(写真右上)
案内してくださった阿部利夫さん(写真右)
阿部さん、ご案内いただきましてどうもありがとうございました。
みなかみ町のユビソヤナギを知ることで、只見町のユビソヤナギをもっとよく知ることができました。また、私達の活動のあり方も再認識することができました。ぜひ次は只見町においでください。そしてこれからもユビソヤナギを通じた交流が続けられたらと願っています。お忙しいなかをお世話になりました。
どうもありがとうございました。
参加者の感想
ご本家、湯檜曽川のユビソヤナギはすらりとスマートで純林にちかいほどの密生ぶり。巨木も多いしさすがに湯檜曽です。
でも只見だって広い河川にスケール大きく拡がっています。なんていっても人家のすぐ近くで見られるのがいい。そして地元の人たちがよく認識していること。これはご本家より自慢できることではないかな。大切なのはそこに住んでいる住民の気持ちだと思います。
湯檜曽川で参加者そろって記念写真(写真右)
2006年7月15日(土)
「コウモリ展」の準備
第12回コウモリフェスティバル(8/26-27)に合わせて「ただみ川のものしり館」で「コウモリ展」を開催(7/16~9/15・コウモリの会と只見の自然に学ぶ会共催)。そのため前日にコウモリの会の方々と展示会場をセットしました。
2006年7月16日~9月15日
「コウモリ展」開催
ただみ川のものしり館
内容:コウモリの生態写真・世界のコウモリパネル・コウモリの解説ポスター・コウモリの折り紙コーナー など。
会津ただみ振興公社さんのご協力で2か月間のロングラン展示となりました。
2006年8月26日~27日
第12回 コウモリフェスティバル2006 in 只見
只見の自然に学ぶ会とコウモリの会の共催
毎年全国各地で行われているコウモリの会のコウモリフェスティバルが学ぶ会との共催で只見で開かれました。題して「ブナの森と、コウモリと」。内容は以下の通り。
8/26 シンポジウム(只見青少年旅行村いこいの森 古民家)
「只見町のコウモリ」佐藤洋司
「福島県の哺乳類」大槻晃太
シンポジウム「コウモリと昆虫と森林の関係」
「コウモリの食べる昆虫」福井大/「会津の昆虫」三田村敏正/「只見のブナ林」坪田和人/トークセッション「コウモリと昆虫と森林の関係」進行:三笠暁子
18:00~ コウモリ観察会
8/27 講演会(季の郷湯ら里)
「只見のブナ林と日本のブナ林」坪田和人 / 「不思議いっぱい! コウモリの世界」向山満
フェスティバルにあわせコウモリTシャツの作成・販売、地元の菓子メーカー三石屋さんの協力でコウモリクッキーの販売を行いました。他にもコウモリの本などコウモリグッズを盛りだくさん販売しました。
上の画像はコウモリフェスティバルの案内チラシです。クリックするとPDFが開きます(PDF 400KB)