お知らせ・NEWS

 

第16回 只見の自然に学ぼう会第16回 只見の自然に学ぼう会

講演会「冬虫夏草のふしぎな世界
虫にとりつく菌類」を開催

日本冬虫夏草の会総会「第39回虫草祭」を只見町で開催するにあたり、7月14日に日本冬虫夏草の会の貝津好孝氏、山本航平氏による講演会を開催いたします。
また7月1日より14日まで「冬虫夏草のふしぎな世界展」と題し日本冬虫夏草の会作成の写真パネルの展示を行います。
そして講演会の前日7月13日には、「第39回虫草祭」の記念講演として一般公開により講演会を開催します(主催:日本冬虫夏草の会)。
会場はいずれも季の郷湯ら里です。無料でどなたでも聴講、観覧ができます。
詳しくはPDFをご覧ください。

 

第15回 只見の自然に学ぼう会第15回 只見の自然に学ぼう会

講演会 コモンズと只見の共同利用資源
—叶津を中心に

講師 林 雅秀氏(山形大学農学部准教授)

コモンズとは、森林や牧野などの入会地のことです。近年、農村の衰退によって、入会地もその機能を失いつつあります。しかし、資源を持続可能なかたちで利用するためのルールや組織は、これからの地域づくりへのヒントにもなります。この講演会では、只見町叶津集落における林野利用を中心にしてコモンズの意義とその可能性を考えます。
2019年5月18日(土)13:30〜15:30
只見振興センター1F学習室
どなたでも聴講できます。〈無料〉

 

県と町へ申し入れ 2019.02.26

県町への申し入れー公道への除草剤使用禁止について

国道252号田子倉地内における除草剤使用状況 昨年2018年の夏、町内の国道や県道の両わきが、除草剤で赤褐色になりました。これについて町は、もうさせないと明言しました。昨年から多くの批判が寄せられていたので、当然といえば当然です。 除草剤の使用は、景観を損ねるばかりか、健全な生態系を損ねてしまいます。「自然首都・只見」と銘打って町づくりをしている只見町が、越後三山只見国定公園内と只見柳津県立自然公園内、そしてユネスコ登録の只見ユネスコエコパーク内において平然と除草剤をまくという無神経ぶりには怒りを通り越して、情けないとしかいえません。しかし、残念ながら県や町にとっては、それほどのことでもないらしいのです。
「町民はふつうに除草剤を使っているし、毒性もないと書いてある。こんなに騒がれるのは心外」といった雰囲気。草刈り予算もない、請負業者もいない、それでも住民要望はでてくる。そのなかでの選択肢だといいます。
 民意が行政に反映するのだから、まずは町民の意識を高めるしかない。時間はかかりますが、ここは学ぶ会がしっかり役目を果たすべきときと思った次第です。

●写真:国道252号田子倉地内における除草剤使用状況

申し入れ書PDF:県に対する申し入れ町に対する申し入れ

県町への申し入れー亀岡堤防における伊南川河川敷に降りるコンクリート階段の設置工事の中止について

工事予定箇所周辺の伊南川右岸のユビソヤナギ群落(南会津郡只見町亀岡地内、亀岡橋より上流) これについては、2019年度の県工事として予算化されているということです。町は町民の要望を県に伝えたかたち。県は堤防にコンクリート階段を設置し河川敷に降りられるようにする、あとは町が管理機関の決定まではしていないが、川辺まで観察できる親水公園にし、そして住民の草刈りくらいで管理できるかんたんな遊歩道を設置したいのだそうです(この公園の話は初耳!)。住民が地域のことを熱心に考えてやろうとしているのに、問題でもあるのかといった感じが見てとれます。
 しかし、夏のさかりに蒸し暑いやぶの中をくぐって川辺まで歩いていく人が何人いるでしょう? 秋になればツルが雑草にからんんで背丈以上にもなります。そんなところを村普請さえ容易でない集落の人が、手出しできるような余裕があるのだろうかと考えてしまいます。おそらく町から草刈り賃をもらえということになりかねません。思いつきでつくったモノは長く続かないことは、町じゅうにあふれている「荒れ果てたモノ」を見れば自明の理です。
 福島県下においてここだけにしか生えていないユビソヤナギ。足元まで近寄ったところでほかのヤナギと区別することは、ふつうの人はできません。ユビソヤナギを観察したいなら、亀岡橋のうえから眺めるので十分。絶滅危惧種は人間がさわらないできたからこそ絶滅せずに生き延びてきたのです。町民要望もたいせつですが、地球上でここにしか存在しない植物を子孫に残していくことも、町民のたいせつな使命です。

●写真:工事予定箇所周辺の伊南川右岸のユビソヤナギ群落(南会津郡只見町亀岡地内、亀岡橋より上流)

申し入れ書PDF:県に対する申し入れ町に対する申し入れ

 

第14回 只見の自然に学ぼう会第14回 只見の自然に学ぼう会

講演会 世界自然遺産
小笠原諸島の自然と保全への取り組み

講師 加藤英寿氏(首都大学東京)

小笠原諸島は、東京から南南東へ約1000㎞の太平洋上の島々で、これまで一度も大陸や大きな島と陸続きになったことがない海洋島です。それゆえに固有生物の宝庫であり、その独自性の高い生態系が評価され、2011年にユネスコが定める世界自然遺産に登録されました。
この講演会では、小笠原諸島において長年長期にわたり調査・研究をされてきた加藤英寿氏から、独自の進化をとげた生態系と貴重な自然環境の保全活動についてお話しいただきます。
2018年4月15日(日)10:00〜12:00
只見振興センター1F学習室
どなたでも聴講できます。

 

ホームページをリニューアル

ここ何年かの懸案であったホームページのリニューアルにやっとこぎつけました。合わせて2016年までの活動報告、只見自然情報のページを掲載しました。(2017年3月10日)

 

学ぶ会通信 Vol.11「学ぶ会通信 Vol.11」発行

ページが増えて16ページは過去最高。「季の郷 湯ら里」で行った植物モニタリング調査の報告を掲載しました。
(A4・16ページ 2017年2月20日発行)


 

第13回 只見の自然に学ぼう会第13回 只見の自然に学ぼう会

震災と原発事故 そして生き物たち

失われゆく文化、郷土料理
崩壊していく、あたりまえの暮らし、コミュニティー
被災地の生きものたちの調査から
見えてくる、フクシマの現実

南相馬市博物館学芸員の稲葉修さんから、大震災から5年半を経過した福島県浜通り相双地区の現状についてお話しいただきます。
2016年11月20日(日)19:00〜21:00
只見振興センター2F
どなたでも聴講できます。

 

訃報
河野昭一先生のご冥福をお祈りいたします

2016年10月14日に河野昭一先生が亡くなりました。
京都大学名誉教授、京都大学博物館初代館長という肩書きは全然気にならない先生でした。「只見のブナは地球の宝だ」と言って、只見町のブナ林伐採反対運動の先頭に立って戦っていただきました。平成14年のことです。
その後、只見町に足しげく来町いただくことになり、ブナ林の学術調査、世界ブナサミットの開催、「自然首都・只見」宣言、只見町ブナセンターの開設など数々の施策を指導・実行され、現在の只見町の基礎を築いていただきました。私たちにとっては、恩人以上の存在です。
とにかく、偉ぶらない、いつも弱い自然の味方、ぶれない言動、こよなくカラオケを愛す、魅力満載の方でした。ご冥福をお祈りするとともに、河野先生の意思を継ぐのは、私たちであるということを覚悟していきたいと思います。


学ぶ会通信 Vol.10「学ぶ会通信 Vol.10」発行

ページが増えて12ページに。「要害山」で行った植物モニタリング調査の報告を掲載しました。
(A4・12ページ 2016年4月23日発行)


 

学ぶ会通信 Vol.9「学ぶ会通信 Vol.9」発行

およそ2年ぶりに久しぶりの発行。「青少年旅行村いこいの森」で行った植物モニタリング調査の報告を掲載しました。
(A4・10ページ 2015年3月1日発行)


 

「只見の自然を楽しむ本」「只見の自然を楽しむ本」できました!

只見町に来ても、あるいは町内の人でも、どんなふうに自然を楽しんだらいいのか、わからない人が多いのではないでしょうか。この本は「ふーん、そうか」「見方がわかれば、おもしろそう」という発見の足がかりになればと思い発行しました。子どもから年配の方まで、四季折々の只見の自然の奥深さを知る手引書として、きっとお役に立つことでしょう。美しいカラー写真をふんだんに使い、小さな子どもさんでも、見て楽しい冊子になっています。
右の表紙の写真をクリックすると、PDFでご覧いただけます。
発 行:2014年10月31日
編集・発行:只見の自然に学ぶ会
A4変形、本文32ページ、オールカラー

〈頒布のお知らせ〉 この冊子をご希望の方に頒布いたします。1冊送料込み800円です。お申込は、こちらのフォームメールから。タイトル欄に「只見の自然を楽しむ本希望」と記入の上、お名前、メールアドレス、お問合せ・メッセージ覧に冊数とご住所をお知らせください。メール便での発送となります。お支払いは、送付の際にお知らせする、ゆうちょ銀行の口座へお振り込みください。

●この本は、公益信託 福島銀行ふるさと自然環境基金 平成25年度(第22回)の助成を受けて作成しました。また、只見町の全小中学生に無償配布いたします。

 


「懐かしき茅葺き時代の南会津」講演会第12回只見の自然に学ぼう会
懐かしき茅葺き時代の南会津
講師:佐藤 勉氏

昭和30年代から南会津の山々に足しげく通った岳人が撮りためた貴重な写真とともに、南会津の山里と村人とのふれあいを語ります。

佐藤 勉氏●昭和13 年4 月1 日生まれ。南会津山の会会員、山村民俗の会会員、市川学園OB会会員、日本山岳会会員。特許庁に長く勤め、特許の審査、審判に主として従事する。市川学園OB 会会員として、南会津、足尾山地、白神山地、帝釈山脈などの未開の山々へ探検的、開拓的な山行を精力的に行い、『山と溪谷』、『岳人』などの山岳雑誌に多数の記録を発表する。未知、未踏の山域を探し求め、山岳文献の収集、研究がライフワーク。著書に『我が南会津』(昭和60 年、現代旅行研究所)、『白神山地』(坂本知忠氏と共著、昭和58 年、新版は62年および平成10 年、現代旅行研究所)、『帝釈山脈の沢』(平成13 年、白山書房)、『懐かしき南会津』(平成23 年、歴史春秋出版)など。

■講演会

とき:2014年3月8日(土) 16:00~17:30
ところ:叶津番所(只見町叶津)
主 催:只見の自然に学ぶ会
ご予約、参加料金ともに不要。どなたでも参加できます。

 

学ぶ会通信 Vol.8「学ぶ会通信 Vol.8」発行

およそ2年ぶりに久しぶりの発行。今号よりオフセット印刷になり、全ページカラーになりました。
(A4・8ページ 2013年11月8日発行)


 

環境病をいやす 奥会津の実践講演会第11回只見の自然に学ぼう会
環境病をいやす 奥会津の実践
講師:池谷純仁氏

池谷純仁氏●1965年1月、横浜生まれ。2004年、化学物質過敏症と電磁波過敏症(環境病)を発症後、都会生活ができなくなり、2007年より福島県南会津町へ移住し、廃校を町から借りて環境病の転地療養施設「南会津町あらかい健康キャンプ村」を開設する。持続可能な地域再生を目的とした21世紀型モデルコミュニティ「エコヴィレッジ会津高原構想」の実現に向けて事業推進中。現在、南会津町あらかい健康キャンプ村指定管理者ならびに南会津ロハスな家とまちづくり協議会事務局長。

■講演会

とき:2013年1月27日(日) 13:30~15:00
ところ:朝日地区センター(只見町黒谷)
主 催:只見の自然に学ぶ会
予約不要。どなたでも参加できます。

 

ユビソヤナギ報告書表紙ユビソヤナギ報告書完成

長年の懸案だった、ユビソヤナギ調査報告書がやっと完成しました。
「福島県只見川水系における希少樹種ユビソヤナギ その分布と集団の実態報告書」
発 行:2012年4月30日
編集・発行:只見の自然に学ぶ会
A4、80ページ、カラー16ページ、モノクロ64ページ

2006年から始めた只見川水系のユビソヤナギ全木調査の調査報告書。カラー写真をふんだんに使い、カラーの分布マップが8ページ。49ページにわたる全木リストが圧巻のこだわりの1冊です。PDFでご覧いただけます
この冊子をご希望の方に頒布いたします。1冊送料込み1,000円となります。お申込は、こちらから。タイトル欄に「報告書希望」と記入の上、お名前、メールアドレス、お問合せ・メッセージ覧に冊数とご住所をお知らせください。メール便での発送となります。お支払いは、送付の際にお知らせするゆうちょ銀行の口座へお振り込みください。

 

バードカービング講座PDFバードカービング講座参加者募集

昨年は、大震災の影響で中止となってしまったバードカービング講座ですが、今年こそ開催したいとおもいます。今回も日本を代表するバードカービング作家、遠藤勇先生にご指導いただきます。ふるってご参加ください。くわしくはPDFをご覧ください


とき:2012年3月31日(土)~4月1日(日)
ところ:ブナと川のミュージアム
定員:25名
主催:只見の自然に学ぶ会
後援:只見町ブナセンター
申し込み締め切りは、2012年3月26日までとなっています。

 

貝津好孝さん講演会・観察会のPDF第10回只見の自然に学ぼう会 秋の講演会と観察会
講演会「からだに合った薬草の使い方」
観察会「只見の冬虫夏草を探そう!」
講師:貝津 好孝氏

貝津好孝さんは、伊達市で港屋漢方堂薬局を経営されている管理薬剤師、薬草研究家です。また、「日本冬虫夏草の会」事務局長を務められるなど冬虫夏草の研究者としても高名です。

■講演会

とき:2011年9月23日(祝) 13:30~15:30
ところ:ただみ・ブナと川のミュージアム セミナー室

■観察会

2011年9月24日(土) AM9:00~12:00
ところ:蒲生川真奈川(予定) ただみ・ブナと川のミュージアム集合
参加料:無料(講演会はブナと川のミュージアム入館料が必要です)
主 催:只見の自然に学ぶ会
後 援:只見町ブナセンター
予約不要。どなたでも参加できます。

 

只見の自然に学ぶ会10周年記念事業
講演会「くさってつながる命の環」
観察会「お尻で見る葉っぱ図鑑」
講師:糞土師・伊沢正名氏

今年は、只見の自然に学ぶ会創立10周年にあたります。10周年記念事業としてキノコの写真家として高名な伊沢正名さんの講演会と観察会を企画しました。くわしくはPDFをご覧ください。
と き:講演会/2011年6月11日(土) PM1:30~
    観察会/2011年6月12日(日) AM9:30~
ところ:只見町青少年旅行村
参加料:500円(入村料込み・6/11-12共通)
主 催:只見の自然に学ぶ会
予約不要。どなたでも参加できます。

なお、6月11日の講演会終了後、「只見の自然に学ぶ会」総会ならびに懇親会を旅行村古民家で開催します。会員の方はご参加ください。

 


バードカービング講座中止のお知らせ

東北関東大震災の影響により、4月2日~3日に予定していましたバードカービング講座を中止いたします。参加申し込みされたいた方には大変申し訳ありません。次の機会によろしくお願いいたします。

 


バードカービング講座PDFバードカービング講座参加者募集

日本を代表するバードカービング作家、遠藤勇先生にご指導いただき、バードカービング講座を開催いたします。ふるってご参加ください。


とき:2011年4月2日(土)~3日(日)
ところ:ブナと川のミュージアム
定員:25名
主催:只見の自然に学ぶ会

申し込み締め切りは、2011年3月23日までとなっています。


只見の自然に学ぼう会vol.7第7回 只見の自然に学ぼう会(講演会)

7回目となりました、学ぶ会主催の講演会を開きます。ぜひご参加ください。
「奥山の湧水にすむ生きている化石 トワダカワゲラ」
昆虫写真家 今井初太郎氏
この春、ブナと川のミュージアムで昆虫写真展を開かれた今井初太郎さんに、奥山の湧水にすむ昆虫、トワダカワゲラの神秘の世界をすばらしい写真とともに語っていただきます。


日時:2010年12月23日(祝)13:30~
場所:只見地区センター 2階視聴覚室

 


「みんゆう環境賞」贈呈式
2010年11月15日

福島民友新聞本社で行われた、「みんゆう環境賞」贈呈式に、代表と事務局長が出席しました。りっぱな盾と助成金25万円をいただきました。

minyu-netより_______
あいづ環境エネルギー会議の新城栄一専務理事、カタクリ愛好会(三春町)の影山晋会長、只見の自然に学ぶ会(只見町)の新国勇代表、夏井川流域の会(いわき市)の橋本孝一代表、翁島小(猪苗代町)の橋本千賀子校長ら代表が出席した。
 村西敬生福島民友新聞社長が翁島小5年の大島詩音君、遠藤滉介君ら各団体の代表に記念の盾と助成金を手渡した。
 終了後には交流会が開かれ、出席者が自然環境保護に関する情報を交換した。
(2010年11月16日 福島民友ニュース)


 

第2回 森林のふれあいコンサート
場所:森林の分校ふざわ
2010年10月31日 10:00~(学ぶ会後援)

出演者は、チェンバロ奏者の沼尾さんとメゾソプラノ歌手の羽鳥さんをはじめ、リコーダー、バロックオーボエの演奏、地元からは、コーラスはなみずき、ブオーノの合唱など。学ぶ会メンバーも多数参加しました。多彩な演奏に、楽しいひとときでした。


ユネスコ・エコパーク講演会のもようユネスコ・エコパーク講演会を町が開催

「只見町のブナ林とユネスコ・エコパークの可能性」と題し、10月31日午後、明和地区センターにおいて町主催の講演会が開かれました(約50名参加)。
学ぶ会顧問・鈴木和次郎さんが「只見町のブナ林の魅力」、新国代表が「只見の森と人々の暮らし」と題し、それぞれ講演いたしました。最後に日本MAB計画委員会事務局・酒井暁子氏(横浜国立大学准教授)が、「人間と生物圏(MAB)計画」とユネスコ・エコパーク(生物圏保存地域〈BR〉について)」と題し、講演されました。
酒井氏によると、只見町は、ユネスコ・エコパークの指定を受けるにふさわしい資質をそなえているということでした。

 

「みんゆう環境賞」を受賞

学ぶ会が申請していた「みんゆう環境賞」の受賞が決定しました。テーマは『伊南川流域における希少種ユビソヤナギの自生地と保全』、助成金額は25万円です。2006年から3年間にわたり、伊南川流域70kmを調査した結果、2449本のユビソヤナギが確認できました。そのデータとユビソヤナギ自生地マップを合わせて刊行するものです。いま、人の安全・安心の優先か、生態系の保護かで賛否が分かれています。これまでは人間が最優先でした。しかし、生物多様性の時代を迎えて、価値観は大きく変わってきています。世界最大規模のユビソヤナギの自生地をもつ只見川流域で、民間団体がこのような報告書を出すことは大きな意義があります。ユビソヤナギが生えているということは、自然の氾濫原をもつ天然の水辺林が存在する証です。そのことを流域住民や行政に知ってもらわなければなりません。今回の受賞は、その一歩です。

minyu-netより_______
みんゆう環境賞に5団体 自然守る活動支援
自然環境を守り、ふるさとの美しい自然を未来に残すために環境保全団体の活動計画を支援しようと、福島民友新聞社が創設した「みんゆう環境賞」の本年度助成団体が25日、決まった。一般の部は、あいづ環境エネルギー会議(会津若松市)、カタクリ愛好会(三春町)、只見の自然に学ぶ会(只見町)、夏井川流域の会(いわき市)、学校の部は翁島小(猪苗代町)が受賞、計5団体に助成金が交付される。贈呈式は11月15日、福島市の福島民友新聞社で行われ、総額100万円の活動資金が贈られる。
今回は、一般の部に15団体、学校の部に2校の応募があった。登山家の田部井淳子さんを審査委員長に、白岩康夫県自然環境保全審議会長、牧野善茂県生活環境部次長、本間稔県教育庁学習指導課長、樋口隆昌世界自然保護基金ジャパン事務局長、村西敬生福島民友新聞社長の6人が審査した。
(2010年10月26日 福島民友ニュース)

 

讀賣新聞福島版「提言」に新国勇代表が執筆

讀賣新聞福島版「提言」に、新国勇代表が「生物多様性の時代」と題し執筆しました。掲載日とサブタイトルは、2010.10.14「遺伝子資源が日々消滅」、2010.10.18「絶滅危惧種の宝庫 誇りに」、2010.10.20「生態系の見本 奥山認識を」。
それぞれ画像をクリックするとPDFが開きます(各約270KB)。
提言【生態系の見本奥山認識を」 提言「絶滅危惧種の宝庫誇りに」 提言「遺伝子資源が日々消滅」


シリーズ森林文化41「ブナと只見町」月刊誌「林業福島」に新国勇代表が執筆

月刊誌「林業福島」 No.553(2010.9.1発行)の「シリーズ森林文化」に新国勇代表が「ブナと只見町」と題し執筆しました。
画像をクリックするとPDFが開きます(313KB)。



第6回 只見の自然に学ぼう会(講演会)

6回目となりました、学ぶ会主催の講演会を開きます。ぜひご参加ください。
詳しくは、PDF(433KB)をご覧ください。
「奥会津の民俗を探る- 雪国の伝承と技」
栃木県立博物館名誉学芸員 柏村祐司氏
民具や狩猟調査で奥会津を踏査されている柏村先生に、「熊ぶち、ゼンメオリ、昔がたり」などのお話をしていただきます。
日時:2010年6月6日(日)19:00~21:00
場所:只見地区センター 3階ホール

 

『緑化功労賞』受賞

学ぶ会が、南会津地方緑化推進委員会から「緑化功労賞」を受賞しました。これは、福島県南会津林業事務所が毎年、郡内町村を巡回し、開催町村の団体や個人を表彰しているもので、6月9日、大倉のつつじケ丘公園で表彰式がありました。
「只見の自然から学んだ成果を、町の宝として、多くの方々に普及・啓発を行ってきた功績が顕著である」のが推薦理由です。私たちの活動が公に認められたものと解釈したいと思います。町の推薦を受けての県による表彰ですから、水辺林の調査活動についても認識していただいたことでしょう。今後の活動にはずみがつきます。今回の受賞は7年前、東京六本木ヒルズで第10回コカ・コーラ環境教育賞を受賞して以来のことです。

 

学ぼう会vol.5PDF第5回 只見の自然に学ぼう会(講演会)

学ぶ会主催の講演会を開きます。ぜひご参加ください。
詳しくは、PDF(302KB)をご覧ください。
「オオヤマレンゲの生態と遺伝」 森林総合研究所・菊地 賢氏
「アガリコの生態学」 森林総合研究所・鈴木和次郎氏
日時:2010年3月9日(火)19:00~21:00
場所:只見地区センター 3階ホール

 


「只見の森と人々の暮らし」と題し、学ぶ会代表が調査報告

1月23日に只見で開催される「国際生物多様性年」記念シンポジュウムに行きましょう。

「国際生物多様性年」記念シンポジウム
只見の生き物たちがもたらす森の恵み

平成22年1月23日 13:30~16:30
主催:独立行政法人森林総合研究所、只見町
基調講演:吉田謙太郎氏(長崎大学教授)
調査報告・ディスカッション

 

学ぼう会vol3第3回 只見の自然に学ぼう会(講演会)

学ぶ会主催の講演会を開きます。ぜひご参加ください。
詳しくは、PDF(692KB)をご覧ください。
只見の植物と巨木 ―奥深い自然に育まれた草木たち―
日時:2009年5月9日(土)13:30~15:30
場所:只見地区センター 視聴覚室
講師:刈屋 寿氏

 


「学ぶ会通信 vol.5 冬号」発行

お待たせしました。秋号を発行できずに冬号となりました。そのぶん充実の10ページです。HPで先に掲載した鈴木和次郎さんの寄稿文も新たに紹介しています。詳しくはこちらから。

 

只見の自然を学ぼう会PDF第2回 只見の自然に学ぼう会(講演会)

学ぶ会主催の講演会を開きます。ぜひご参加ください。
詳しくは、PDF(1.55MB)をご覧ください。
希少樹種の保全とは何か? ~ハナノキからユビソヤナギへ~
日時:2009年2月1日(日)14:00~15:30
場所:朝日地区センター 2階大ホール
講師:鈴木和次郎氏

 


TOPIX 第2回世界ブナ・サミットinただみ開催

第2回世界ブナ・サミットinただみが6月21日(土)~22日(日)に只見町の季の郷・湯ら里で開催されました.。学ぶ会会員も多数参加しました。

21日 9:30~17:00
 基調講演1「日本列島のブナ林:その多様性と保護・保全の問題」(河野昭一氏)
 基調講演2「アメリカブナの種多様性とそのルーツをさぐる」(デニス・ウィンガム氏)
 基調講演3「森に住む善良なダニたち」(青木淳一氏)
 基調講演4「渓畦林植生と希少種ユビソヤナギの生態と保全」(鈴木和次郎氏)
 パネル討論「北半球冷温帯圏の希少な森・ブナ林の多様性とその価値」
 交流会(18:00~20:30)

22日 8:30~14:00
 ブナの森観察会(布沢いやしの森)